MACRO-EHP SERIES
有機性廃棄物を安全・確実に処理する亜臨界処理装置
亜臨界処理とは
高温・高圧環境下の亜臨界水域における加水分解作用によって、短時間で有機物を分解します。
処理した生成物を燃料・堆肥・飼料等として再利用できます。
私たちは世界が抱える廃棄物の課題を解決し、環境・食・農業に貢献します。
亜臨界水とは
水は大気圧下(1気圧)において、常温で液体、100℃ 亜臨界水域で沸騰し気体になります。しかし、臨界点(およそ220気圧(22MPa)、温度374℃)を超えると液体でも気体でもない状態になります。この臨界点より上の領域にある水を超臨界水、手前の近傍領域にある水を亜臨界水といいます。
加水分解作用
温度・圧力の上昇とともに水の電離度が上昇し、亜臨
界状態では常温と比べH+ イオンとOH- イオンの濃
度が非常に高くなります。
この高濃度のH+ イオンとOH- イオンが有機物を加
水分解して低分子化します。
高温・高圧処理した生成物の特性
- 加水分解により有機物がアミノ酸、単糖類、脂肪酸等に低分子化されます。
- 廃棄物は処理により減容化されます。(例えば比重0.2の一般ゴミの場合、減溶率70%程度)
- 処理装置は密閉状態のため運転中はもちろん、生成物にも嫌な臭気がありません。
- 高温・高圧処理により無菌化され、鳥インフルエンザ等のウイルスも完全に死滅、無害化します。
- 処理物によって、燃料化、堆肥化、飼料化して再利用が可能です。
●完全無菌の生成物は安全な循環資源に!
●省エネで高いコストパフォーマンスを実現!
▲MACRO-EHPで処理した生成物
処理工程