国際養鶏養豚総合展2022へ出展致しました !

 

2022年4月27日~29日に名古屋で開催された国際養鶏養豚総合展におきまして、MACRO-EHP亜臨界処理装置を出展致しました。

今回のイベントは「本物との出会い。世界に誇る養鶏・養豚の未来がここに」をテーマとし、鶏舎豚舎施設への設置機械、管理監視システム、販売商品の展示、消費者向けの食品(鶏卵・鶏肉・豚肉等)などに関連する企業が多く出展しました。

弊社の亜臨界処理装置MACRO-EHPはSDGsの目標達成可能な要素の一つとして、そして、家畜排泄物の処理などに困っている多くの畜産農家の課題解決への貢献のために出展致しました。例えば、現在多くの畜産農家で行われている鶏糞・豚糞・牛糞の処理方法では、臭気問題や水路への悪影響の可能性があります。動物の排泄物には窒素やリンが含まれており、それが水路に到達すると藻類を繁殖させます。その後、藻類が死んで分解されると、酸素が欠乏したデッドゾーンが発生します。

SDGsの目標のNo.12には責任ある消費と生産が強調されています。その中で、循環型経済は、持続可能な社会モデルの一つであり、製品や素材が再利用、再製造、リサイクル、または回収できるように設計され、その資源素材とともにできるだけ長く経済の中で維持されるべきであると明記されています。その結果、廃棄物、特に有害な棄物の発生を回避または最小限にし、温室効果ガスの排出を防止または削減することが可能になります。

日本における鶏肉消費量は年々増加しています。日本鶏肉協会の調査によりますと、鶏肉の消費量は2017年には一人当たり16.9kgであったのが、2018年には17.kgに増加しています。また、林野庁の「鶏肉流通統計調査」によりますと、2015年以降、家畜の飼育世帯やヒナの出荷が増加しています。家畜が増えるとその分廃棄物も多くなり、その結果として生産密度の高い地域では鶏糞の発生量がその地域で使用される肥料の量を上回っています。

私たちは有機肥料の生産を通じて土壌を改良し、植物の成長を適切に促すことで食糧増産や飢餓撲滅も目指しています。私たちは既に大分県の実証試験プラントで亜臨界処理装置の技術を活用し、畜産廃棄物による環境負荷の低減に取り組んでいます。最終製品の多くは農作物用の肥料として利用され、日田市の養鶏場でも大きく貢献しています。

名古屋で開催された2日間の展示会では、国内外から多くの企業や農家の方々がお越しになりました。亜臨界技術に興味をお持ち頂き、畜舎から出る廃棄物の処理に有効なソリューションであると評価して頂きました。また、廃棄物処理に際しては分別が不要で、一度にまとめて処理できることも魅力の一つです。

ブースにお立ち寄り頂きました皆様、弊社の亜臨界処理技術をご覧いただき誠にありがとうございました。人々が様々な食品(牛肉、豚肉、鶏肉など)を消費し続ける一方で、かけがえのない地球を守るため環境負荷の少ない最適な解決策を目指し続けます。

 

私たちは環境、健康、エネルギー、そしてSDGs達成に貢献する優れた技術を皆様に届けられるよう努めてまいります。

 

 

 

 

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